「“お祈りメール”は優しさで出来ている?」—採用担当が伝えたい本音

こんにちは、ルトです!
今回は「お祈りメール」について、採用担当の立場からお話しします。文章だけで気持ちを伝える難しさはありますが、そこにも丁寧さを込めたい。元の記事の雰囲気は保ちつつ、理解を深めるエピソードやアドバイスを追加しました。

「お祈りメール」って何?

正式には「不合格通知」のこと。
でもメールには必ずこう書いてますよね:

「○○様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。」

その文言から、学生の間では「お祈りメール」と呼ばれるようになりました。ちょっと悲しい響きですが、私も学生の頃は同じように思っていました。

メールだけって冷たくない?

そうですね、その気持ち、めっちゃわかります。
でも近年、知らない番号からの電話に出ない人が多いんです…!( ノД`)シクシク

学生の頃、私も知らない非通知番号は出なかったことがあるので、その気持ちは本当に理解できるんです。

長く続く「すれ違いループ」

留守電→折り返し→またすれ違い…
まさに永遠に続く「すれ違いループ」に陥ることもあります。
面接官側も、人事も信号待ちしている訳ではないですから、その時間を確保するのも難しいんですよね。

合格の電話は救いだが、不合格は…

合格なら「マジで嬉しい!」って参戦できます。
でも、不合格の電話を直接伝えるのは……正直、めっちゃ辛い。私も何度やっても慣れるものではありません。

なぜ「お祈りメール」なのか?

電話で知らせたい気持ちはあるんですが、それ以上に気持ちと時間を制御するのが難しいのが現状。こちら側の苦労と言ったら変かもしれませんが…「気持ちを込めて」「丁寧に」伝えたくて、メールでの通知を選ぶのも正解なんです。

【ルトが語る人事の裏側】なぜ「お祈りメール」は「定型文」なのか?

私は人事部に配属されてから、不採用通知、いわゆる「お祈りメール」を実際に作成・送付する業務を経験しました。学生時代は「冷たい定型文だ」と感じていましたが、裏側を知って初めて、その形式的な文面が「優しさ」と「リスクヘッジ」でできていることに気づきました。

1.個別のフィードバックは「リスク」になる

毎日何百通もの不採用メールを送る中で、一人ひとりに個別のフィードバックを書くことは物理的に不可能ですが、それ以上に重要なのは、「個別のフィードバックは、かえって学生を傷つけ、企業リスクになり得る」ということです。

  • リクさん(採用リーダー)からは、「具体的なフィードバックは絶対にメールに書くな。学生が納得せず、『〇〇という理由で落とされた。これは差別だ』と SNS や掲示板で拡散されるリスクがある」と強く指導を受けました。

つまり、定型文は感情的な摩擦を防ぐための、企業側の最大限の配慮でもあるのです。

2.システム上の「誤字」を防ぐための手間

「お祈りメール」は定型文ですが、送るプロセスには、私たちの細心の注意と手間がかけられています。

  • ルトの実際の作業: メール配信システムに登録された学生の名前大学名誤字脱字がないか最終チェックを必ず行います。これは、最後に学生に不快な思いをさせないための、人事としての誠意です。

学生時代は事務的な作業だと思っていましたが、実際は、「採用できなかったことへの申し訳なさ」を感じながら、一つ一つ確認して送っているのです。

定型文の背後にある、私たち人事の複雑な感情と、企業を守るための論理を少しでも理解していただけたら嬉しいです。

私の場合、メールを送るときは、心の中で「ごめんね」と「応援してるよ」をセットで送るくらいの気持ちでいます。

実例:心が揺れた1通

ある年の話です。
面接でとても真剣に話していた学生さんから、最終面接を経て辞退の連絡がありました。「急な家庭の都合で…」という内容に、正直心の中で「まじか…」と動揺しました。

でも、辞退もまた大事な意思表示です。その気持ちを尊重し、メールの送信の際には「本当に残念だけど、次に向けて応援してる」と丁寧に言葉を重ねました。届いたかどうかはわかりませんが、誠意を込めて書きました。

こういういつも表に見えないやり取りが積み重なって、信頼関係ができるんだと思います。

よくある疑問Q&A形式で解消!

Q1. 電話じゃないと気持ちが伝わらない?
A. 伝わります。むしろ、「メールだからこそ、落ち着いて気持ちを込められる」面もあります。

Q2. 定型文にしか見えないのは悲しい…
A. 定型文が多いのも確かです。ただ、一文足せる余裕があれば、「頑張ってください」の一言がとても響きます。

Q3. 気持ちを伝えたいならどうすれば?
A. 門下(コメントや返信フォーム)を通じて、「お祈りメールしっかり届きました」「次頑張れそうです」の一言を送ってくれるのも嬉しいです。

最後に:メールは“心の架け橋”になる

お祈りメールはテンプレでも、相手を想う気持ちから生まれています。あなたがそれを受け取ったとき、「ただ落とされた」というより、「向こう側に人がいて心を込めてくれた」と思えると、少し気持ちが軽くなるかな、と思うんです。

私たち採用担当も、学生の前だけでなく、こうして文章を通じて気持ちを伝えたいと思って書いています。読んでくれたあなたが、少しでも安心して就活を続けられますように。

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