毎年山ほど見る「ガクチカ」…正直つまらないと感じた話

こんにちは、ルトです。
学生の皆さんのエントリーシートを見るとき、本当に心がざわつきます。なぜなら、定番の「学生時代に力を入れたこと」、略して「ガクチカ」が、みんな同じように見えてしまうから…。

今日はその実態を、採用担当として感じたリアルな思いや気づきとともにお届けします。きっと、あなたのガクチカづくりにも役立つはずです。

どうして「ガクチカはつまらない」と感じるのか?

まず、たくさんのESから浮かび上がるのは、内容が予測可能であること。例えば:

  • 「バイトリーダーとして業務改善しました」
  • 「サークルの副部長として頑張りました」
  • 「ボランティアで地域に貢献しました」

このような内容、どれも立派です。ただ、その裏にある具体的なシーンや葛藤、創意工夫の言葉があると、面接官の心はぐっと引きつけられます。

人事が「じっくり聞きたい」と感じたガクチカたち

私も「この人、話してくれたら面白いな」と思ったエピソードがいくつかあります:

  • 飛び込みでフランスに渡った学生が、自転車の大会に参加した話
  • アルバイト中、酔っ払い客のトラブルに巻き込まれて警察に事情聴取された話

これらは極端な例かもしれません。でも、人の想像を超える経験をもっている人って、面接官心を動かすんです。他のESとは明らかに空気感が違うんですよね。

なぜ「想像を超える体験」が印象に残るのか?

  • 想像できる範囲に収まる経験は、「自分もできそう」と思われがち。
  • 一方で、ちょっと驚く体験には「え、それどうしたの?」と思わず反応したくなる。
  • 印象深く記憶されやすいし、面接で話を広げやすい。
  • 合否を左右するような印象を残すには、小さくても「意外性」が強力なんです。

じゃあ、ガクチカで差をつけるにはどうすればいい?

ここに「ガクチカで勝つためのポイント」をまとめておきますね:

  1. 活動内容より中身で勝負
    活動ではなく、「行動」「工夫」「結果」を具体的に伝える。
  2. 「え?それ何?」と思わせたら勝ち
    採用担当が思わず詳細を聞きたくなる余地を残す。
  3. 自分の言葉で語る
    自作でなくても構いませんが、自分らしい語り口が印象を変えます。
  4. 過去の失敗や困難を乗り越えた経験もOK
    ガクチカといえば成功体験ばかりですが、失敗の中で学んだ話ほど共感を呼びます。

ワークショップ風:自分の「ガクチカ」を磨く3つのステップ

ステップ内容
活動テーマをリストアップする(バイト、部活、趣味、小さな体験でもOK)
その中から「何が一番人に話したくなるか」を探す
見せ方を工夫(いつ・どんな課題があったか・どう解決したか)

ちょっと自分と向き合う時間を取るだけで、「語りたくなるガクチカ」は見つかるものです。

学生からのリアルな声(リアル面接の裏話)

先日、面接でこう話してくれた学生がいました。

「友達に誘われてフランスに行ったんですが、自転車大会に飛び入りで出ちゃいました。準備も何もなくて、もうテンパって。でも、一番後ろからスタートして、ゴールしたときは涙出ました。」

たしかに活動として「意味のあること」ではないかもしれません。でもその情熱と不器用な挑戦が、強く心に残ったんです。こういう感情に共鳴した担当も多かったはずです。

まとめ:ガクチカは「肩書き」より「物語」で勝負する時代

  • ガクチカは“肩書き”より“ストーリー性”で勝負する時代。
  • 面接官に「もっと聞きたい!」と思わせる余白を残すことが重要。
  • 自分らしい経験を、自分らしい語り方で。

私のガクチカはというと…推し活が留年の原因になったという激烈な話です(笑)。もちろんそれだけでは不採用でしたが、「情熱があるんだな」とは評価されました。

あなたも、自分だけの物語を語ってみませんか?


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