学歴フィルターの話をリアルに語る

んにちは、リクです。
今日は就活生や転職活動中の方なら一度は耳にしたことがあるであろう 「学歴フィルター」 について、現場での経験を交えながら率直に語ってみたいと思います。

結論から言えば、私の今の勤め先には明確な学歴フィルターは存在しません。
出身大学に関わらず、エントリーしてくれた方の書類を一通一通しっかり目を通しています。

ただし……採用の現場を長年見てきた立場として、私は学歴そのものが持つ意味や、企業が学歴で判断してしまう理由についても 「無視はできない現実」 だと感じています。

学歴も立派な「個性」のひとつだと思う

人にはいろんな強みがありますよね。
スポーツが得意な人、芸術センスがある人、コミュニケーション能力が抜群に高い人…。

そうした強みのひとつとして、私は 「勉強ができる」ことも立派な個性 だと思っています。

もちろん、「勉強ができる=地頭がいい」とは限りません。
でも、長期間コツコツ努力できる力や、情報を素早く理解・吸収する力は、やはり学業を通じて鍛えられている人が多いのも事実です。

だから、企業が学歴を一つの指標として見るのは、ある意味「合理的」なんですよね。

過去に見た“ガチガチ”の学歴フィルター

正直に言うと、前職で担当した某大手上場企業には 明確な学歴フィルター が存在していました。

  • 総合職:国公立大学、あるいはMARCH以上の私立限定
  • 一般職:地元の上位私立大学まで

それ以外の大学からの応募は、そもそも書類選考のテーブルにすら上がらない。
つまり「面接に進む可能性ゼロ」という現実が、当たり前のように存在していたのです。

採用する側としては「効率的」と言えるかもしれません。
でも学生からすれば、努力する余地すら与えられないのは、かなり残酷ですよね。

学歴フィルターを見抜く方法

では、どうすれば志望企業に学歴フィルターがあるかどうかを見極められるのでしょうか?
私のおすすめは以下の2つです。

1. 採用実績校を調べる

多くの企業は採用ページや就職情報サイトに「採用実績校」を公開しています。
そこにあなたの大学が一度も載っていないなら、残念ながら可能性は低いかもしれません。

2. OB・OG訪問で情報収集

OB・OG訪問は、採用担当が公式に言えない「本音」に触れられる貴重な場です。
特定の大学からしか入社していない傾向がある場合、先輩社員の話から“察する”ことができます。

実際、大手企業の中には大学別に採用担当者を配置しているケースも珍しくありません。
「この大学からは毎年〇人」と割り当てている企業もあるくらいです。

それでも「学歴だけ」では決まらない

ここまで読むと「やっぱり学歴がすべてなんだ…」と思う人もいるかもしれません。
でも断言します。学歴はあくまで“入口”にすぎません。

実際に入社してから必要とされるのは、

  • 論理的に考える力
  • 行動に移す力
  • 周囲を巻き込む力
  • 失敗から学び、続ける力

こうした総合的なスキルです。
学歴が高くても、それだけで活躍できるわけではありません。

学歴コンプレックスを抱える人へ

「自分の大学は有名じゃないから不利なんじゃないか」と不安に思う学生も多いでしょう。
でも、私は面接で 「大学名で判断しない」 と自分に言い聞かせています。

むしろ、面接で魅力を感じるのは、

  • 自分なりの考えを持っている人
  • 素直に吸収できる人
  • 逆境を乗り越えた経験を語れる人

こういう人たちなんですよね。

学歴に劣等感を持つよりも、「他で自分をどう光らせるか」を意識する方が、はるかに成果につながります。

まとめ:学歴フィルターは存在する。でもそれが全てじゃない

  • 学歴フィルターは確かに存在する
  • 企業によっては露骨に使っている場合もある
  • ただし、それで全てが決まるわけではない

学歴は一つの要素に過ぎません。
入社後に必要なのは、行動力・継続力・人間力です。

だからこそ、就活では 「学歴がすべて」でも「学歴は無意味」でもなく、バランスを取った視点 が大切だと私は思います。

学歴を武器にできるなら存分に使う。
そうでないなら、他の強みを見せる。

就活は「勝ち負け」ではなく「自分に合う場所を探す旅」です。
焦らず、自分の強みを最大限に生かしてくださいね。

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