「必着」で郵送の意味~届けるべき日は、出す日ではありません

こんにちは、リクです。
前回は履歴書送付時の封筒の宛名書きについてご紹介しました。

今回は、同じく履歴書送付に関する、実際にあった出来事から学んだことをお伝えします。

締切は「必着」です

弊社では、新卒採用の応募書類について「〇月〇日必着」という形で締切日をお伝えしています。
みなさんは、「必着」の意味をご存じでしょうか?

正しくは、

『その日までに、書類が会社に到着していること』

という意味です。
「当日発送」「消印有効」ではない点に注意が必要です。

「必着」の日の夕方に…

ある年の採用シーズン、ルトと一緒にその日の郵便を確認していたときのこと。
ルトが封筒をチェックしながら言いました。

ルト「〇〇さんの履歴書、まだ届いていませんね」

少し嫌な予感がして、念のため学生さんに確認の連絡を入れることに。
ルトが学生に電話を掛けます。

「今朝、速達で出しました!」

ルト「〇〇さん、今日締切の履歴書がまだ届いていないのですが…?」

ルトが電話で事情を尋ねたところ、返ってきたのは元気な声でのひとこと。

学生「今朝、速達で出しました!」

……いや、それだと今日届かないよ…?

どうやらその学生さんの認識は、

  • 「必着」とは「その日以外に届いてはいけない」という意味だと思っていた
  • 郵便局の窓口で速達にすれば当日中に届くと思っていた

ということでした。
一生懸命に「ちょうどのタイミング」を狙ってくれたのかもしれません。
ただ、現実には残念ながら書類は間に合いませんでした。

「必着」は“到着”が基準です

改めて確認しておきましょう。

✅ 「必着」= その日までに先方に届いていること

速達であっても、時間帯や郵便局の混雑状況などにより、翌日配達になる可能性は十分にあります。

重要なのは、「その日に出す」ことではなく、「その日までに届いている」ことです。

締切は「送る日」ではなく「届く日」

「知らなかった」では済まされないケースも、就活の現場では起こり得ます。
丁寧に準備してきた履歴書も、期日に届かなければ無効となってしまうかもしれません。

これから郵送を予定している方は、どうぞ日数に余裕を持ってお送りください。

✅今日のまとめ

  • 「必着」は、「その日までに届くこと」が条件
  • 速達でも、当日配達は保証されていない
  • 郵送は、余裕を持ったスケジュールで

誤解のないよう、しっかり確認してから行動に移しましょう。

🎁 郵便物の締切日の表現には「消印有効」もあります。

消印有効ってどういう意味?必着との違いや締切ギリギリなときの対処法も解説|インターンシップガイド

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