面接で緊張したからやり直し?――実務をやってわかった「甘え」と「本気」の境界線

こんにちは、ルトです。
人事の仕事をしていると、毎年いろんな学生さんに出会いますが、先日ちょっと衝撃的な電話がありました。

一次面接で不合格通知(いわゆる“お祈りメール”)を出した後、学生さんから突然の着信。
よくあるのは、「不合格の理由を教えていただけますか?」という前向きな質問。
こちらとしても、ちゃんと振り返ろうとしている姿勢には好感を持ちます。

でも今回は違いました。

「緊張して本来の力が出せなかったので、もう一度チャンスをいただけませんか?」

……正直、ちょっと言葉を失いました。

面接は「本番」であり、「一発勝負」

私も入社前は「緊張するタイプ」でした。
でも採用側の立場で面接を経験して気づいたのは、仕事の場では、緊張しても“結果”がすべてだということ。

プレゼンに失敗して「もう一回いいですか?」
商談で話せなくて「ちょっとやり直させてください」
……社会では、そんなこと通用しません。

だからこそ、学生の皆さんにも伝えたい。
緊張も含めて、実力です。

面接で緊張するのは悪くない。でも…

もちろん、緊張すること自体は悪くないです。
むしろ、本気で臨んでいるからこそ緊張するんですよね。私もそうでした。

でも、「緊張=失敗=やり直しできる」と考えてしまうのは、ちょっと違う。

今は売手市場で、学生優位とも言われています。
でもだからこそ、“甘え”と受け取られかねない行動には、注意が必要なんです。

【お願い】不合格=チャンスに変える視点を持とう

私はその学生さんに、やんわりとお断りしつつ、こう伝えたかったです。

「今回の不合格は、次に進むヒントになりますよ」

  • 自分に何が足りなかったのか
  • どうすれば次はうまくいくのか

面接は、自分を見つめ直す最高のチャンスです。
「落ちた…」と落ち込むだけで終わらせるのは、もったいない。

【まとめ】社会に出る前に身につけたいマインド

✅ 面接は一発勝負
✅ 緊張しても、やり直しはない
✅ 不合格の中に成長の種がある
✅ 次に活かせる人が、社会でも伸びる

私たち人事も、毎回まっさらな気持ちで学生さんと向き合っています。
だからこそ、「失敗をどう捉えるか」にその人らしさが出るんです。

どうか次は、“緊張しても自分を出せた”って、胸を張れる面接になりますように。
応援しています!


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