【不採用通知が届かない?】採用担当者が体験した“ちょっと不思議な”出来事

こんにちは、採用担当のルトです。

就活をしていると、「合否の連絡が来ない」「いつまで待てばいいの?」という不安を抱えた経験がある方も多いのではないでしょうか。
実は、採用担当者の私自身も「不採用通知が届かない」という、ちょっと不思議で忘れられない出来事を体験したことがあります。

今日はそのエピソードをご紹介しながら、企業側がどのように通知を出しているのか、そして学生の皆さんにはどんな対応を心がけてほしいかをお伝えします。

ある年の出来事:1本の電話から始まった

当社では、不採用となった学生に対しては電話ではなく、応募書類の返却を兼ねた不採用通知を郵送で行っていました。

事前に「合否は1週間以内にご連絡します」と説明していたため、学生もそれを目安に待っていてくれていたはずです。

ところが、ある日会社に1本の電話がかかってきました。

「1週間経っても、まだ連絡が届かないのですが…」

電話の相手は、ちょうど不採用となった学生でした。

通知は出したはずなのに…?

内心「えっ、届いていない?」と驚きながら、私はとても心苦しい思いで、不採用であることをお伝えしました。

念のため、郵送の記録を確認。

  • 発送日
  • 宛先
  • 書類の内容

どれも間違っていません。住所も履歴書に記載されたものと一致しています。

にもかかわらず、学生の手元には届いていない。
しかも差出人に返送されてもきていない。

「一体、どこへ行ってしまったんだろう…?」

Googleマップで見えた意外な真相?

気になって、その住所をGoogleマップで調べてみました。

すると、表示されたのはまさかの 町工場
どうやらその学生が住んでいたアパートは、その工場の裏手にある小さな建物だったようです。

郵便物が工場の方に誤配達されてしまい、誰かが誤って受け取ってしまった可能性も考えられました。
ただ、結局どうなったのかは分からずじまい。

採用担当として感じた“重み”

採用業務の中では、こうしたトラブルは些細なことかもしれません。
しかし、学生からすれば「合否連絡が来ない」というのは大きなストレスです。

  • 「忘れられているのでは?」
  • 「まだ可能性があるのかな?」
  • 「問い合わせたら迷惑かな?」

そんな不安を1週間、2週間と抱え続けるのは、本当に精神的な負担になります。

この出来事を通じて、私は「通知の方法や連絡手段にはもっと気を配らなければ」と強く感じました。

不採用通知が届かないとき、学生ができること

ここで、学生の皆さんにアドバイスをさせてください。

もしも期日を過ぎても合否の連絡が来ない場合、遠慮せずに問い合わせて大丈夫です。

✅ 問い合わせのポイント

  1. メールか電話で確認する
     件名は「選考結果の確認について」とシンプルに。
  2. 礼儀正しく伝える
     「先日面接を受けました〇〇大学の△△です。1週間以内にご連絡をいただけると伺っておりましたが、まだ結果を確認できておりません。恐れ入りますが、ご確認いただけますでしょうか。」
  3. “確認”の姿勢を大切に
     「まだですか?」と詰めるように聞くのではなく、「確認させていただきたく…」という姿勢で。

これだけで、企業側は「あ、この学生は丁寧に確認してくれる人だな」と感じますし、万一郵送トラブルがあってもすぐに対応してもらえます。

企業側ができる工夫

一方で、企業としても改善すべき点があります。

  • 郵送+メールの併用
     紙で通知を送っても、念のためメールでも同内容を伝える。
  • 追跡可能な方法で送付
     簡易書留や特定記録郵便を使えば「届いたかどうか」が分かる。
  • 合否確認ページを設ける
     最近は、マイページにログインして結果を確認できる仕組みを導入している企業も増えています。

採用は「学生と企業、双方の信頼関係」で成り立っています。
だからこそ、こちらからも安心して受け取れる仕組みをつくることが大切だと学びました。

まとめ:不安を放置しないことが大切

今回の出来事を通じて私が強く感じたのは、次の3点です。

  • 不採用通知が届かないのは、学生にとって大きなストレス
  • 学生は遠慮せずに問い合わせをしてOK
  • 企業も複数の通知手段を用意する必要がある

「結果が来ない」というモヤモヤを抱えたまま就活を続けるのは、とても辛いことです。
どうか学生の皆さんは、自分の心を守るためにも勇気を出して確認してくださいね。

そして私たち企業側も、「通知が届くのは当たり前」と思わずに、より安心できる仕組みを整えていきたいと思います。

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