こんにちは、ルトです。
普段から採用担当としてたくさんの学生さんとお会いしていますが、面接をしていてたまにこう思うことがあります。
「あれ？説明会ではあまり印象に残ってなかったのに、この子、めちゃくちゃいい！」
そう、“面接で化ける学生”がいるんです。
説明会やインターンでは目立たなかったのに、面接で一気に評価を上げてくるタイプの学生。
逆に、説明会のときは印象が良かったけれど、面接では意外と平凡に感じる学生もいます。
今日は、そんな「面接で化ける学生」に共通する特徴や、どうすればあなたもそうなれるのかを、採用担当の視点からお話しします。
🔍 なぜ「面接で評価が急上昇」するのか？
結論から言うと、説明会やインターンと面接では求められる姿勢がまったく違うからです。
説明会では、学生は基本的に“聞く側”。質問タイムがあっても、積極的に発言する人は少ないですし、雰囲気に飲まれて大人しくしている人も多いですよね。
でも面接は違います。自分の考えや経験を自分の言葉で伝えないと何も始まらない。ここで一気に個性が出るんです。
印象が変わる学生は、次のようなタイプが多いです。
- 面接でこそ本領を発揮する“対話型”タイプ
- 一見控えめでも、芯のある考えを持っているタイプ
- 自分の経験をしっかり整理していて、言語化が上手なタイプ
つまり、「発信の場」になったときに強い人が化けるんです。
💬 面接で強い学生の共通点
実際に評価が急上昇する学生には、いくつか明確な共通点があります。
ここでは、私が面接を通して「いいな」と感じた学生の特徴を紹介します。
エピソードに“具体性”がある
「頑張りました」「努力しました」ではなく、
“どんな状況で、何をして、どう結果を出したか”をしっかり話せる人。
たとえばアルバイトの話でも、
「ただ接客を頑張った」ではなく、
「常連さんの顔を覚えて、次回来店時に名前を呼んだら売上が上がった」
と話せると、一気に説得力が出ます。
数字や行動の描写があると、“リアルさ”と“信頼感”が伝わります。
話し方が論理的でわかりやすい
話を順序立てて伝える力も大事です。
採用担当として聞いていると、「伝わりやすい学生」と「何を言いたいのか分からない学生」の差ははっきり出ます。
おすすめなのは「PREP法（結論→理由→具体例→まとめ）」を意識すること。
これができるだけで、面接官の印象がガラッと変わります。
表情・声・トーンが自然で印象がいい
どんなに内容が良くても、声が小さかったり、表情が固いと印象が伝わりづらいです。
逆に、少し笑顔があって、受け答えのテンポが自然だと、ぐっと印象が上がります。
実際、私が「この子いいな」と感じた学生は、**“雰囲気が柔らかい”**人が多いです。
決して明るくてテンションが高い必要はなく、「人として話していて気持ちがいい」と感じる空気感が大切なんです。
🌟 「ハロー効果」が面接では本当に大きい
心理学でいう「ハロー効果（Halo Effect）」とは、
「ある一つの良い印象が、他の評価にも影響する現象」
のこと。
例えば、
- 笑顔が素敵 → 話す内容も前向きに感じる
- 話し方が落ち着いている → 信頼できる印象を受ける
- 姿勢が良い → 社会人としてのマナーができているように見える
こうした“ちょっとした印象”が、面接では思っている以上に大きく作用します。
逆に、「暗そう」「自信なさそう」と感じると、内容が良くても評価が伸びにくくなるんです。
🪞 「第一印象がイマイチでも大丈夫」という真実
就活では「第一印象が9割」なんて言われますが、私は面接で印象は十分に変わると思っています。
説明会で目立たなかった学生が、面接でしっかり自分の考えを話してくれると、
「こんなに考えてたんだ！」
「実はめちゃくちゃ努力してたんだ！」
と驚かされることが何度もあります。
大事なのは、「説明会でうまく話せなかった」と落ち込むことではなく、
“面接で自分を伝える準備”をどれだけしているか。
ここで勝負が決まります。
✏️ 面接で化けるための3つの準備
自分のエピソードを“3つ”に絞る
話したい経験を山ほど用意するよりも、自信を持って話せる3つを徹底的に磨くほうが強いです。
そのうちの1つは「失敗から学んだ話」にしておくと、深堀質問にも対応できます。
録音して“自分の話し方”を確認する
これは本当におすすめ。
スマホで自分の面接練習を録音すると、「こんなに早口だった？」「語尾が弱いな」など客観的に見えます。
印象を変えるのに必要なのは“中身の修正”ではなく、“伝え方の調整”なことも多いです。
「どう見せたいか」ではなく「どう伝えるか」を意識する
採用担当として何百人も面接してきましたが、“見せよう”とする人より、“伝えよう”とする人のほうが印象に残ります。
作られた笑顔やセリフっぽい受け答えよりも、
「本当にそう思ってるんだな」と感じられる素直さが信頼を生みます。
💬 採用担当・ルトが思うこと
説明会やインターンで控えめだった学生が、面接で自分の言葉で話してくれた瞬間。
そのギャップに出会うと、こちらも嬉しくなります。
「この子、こんなにいい面があったんだ！」と気づける瞬間って、採用担当として一番楽しいです。
だからこそ伝えたいのは、
「説明会でうまくできなかったから終わり」じゃない。
「面接こそ、自分の魅力を伝え直すチャンス」なんです。
✅ まとめ
- 説明会やインターンで印象が薄くても、面接で逆転は十分可能
- 面接で化ける学生は、具体的なエピソードと自然な表情を持っている
- ハロー効果は味方にも敵にもなる（印象づくりを意識しよう）
- 大切なのは「どう見せるか」より「どう伝えるか」
面接は準備次第で“誰でも強くなれる場所”です。
「自分には目立つ要素がない」と思っている人ほど、チャンスが眠っています。
一つひとつの質問に、自分の言葉で答えられるようにしていけば、きっとあなたも“化ける側”になれますよ。
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