「入社3年で辞める」を企業はどう見ている?採用担当者の正直な評価

😔 はじめに:「早期離職=悪」ではない時代。大切なのは「なぜ?」です

こんにちは、ルトです。

就職活動中、皆さんはきっと「最低3年は続けよう」と考えているでしょう。しかし、厚生労働省のデータを見ても、新卒の3年以内離職率は、大卒で約3割という厳しい現実があります。

私たちが働く人事部でも、入社数年で会社を去っていく同期や先輩を見てきました。正直、彼らが辞める際、「裏切り者」のような目で見てしまう社員もいるかもしれません。

でも、採用担当者として、そして入活生の気持ちが痛いほど分かる私だからこそ伝えたいことがあります。

それは、企業は「3年で辞めること」自体を、必ずしも「悪」とは見ていないということです。大切なのは、「なぜ辞めたのか?」という、あなたの「意思決定のプロセス」です。

このブログでは、私が採用現場で見てきた早期離職に対する企業の本音と、もしあなたが将来、または過去に早期離職を経験した場合、それを次の面接でどうポジティブにリカバリーできるかを、正直な視点から解説します。


🚨 採用担当者が早期離職を「減点対象」とする2つのパターン

企業は、早期離職者を「入社コストを回収できなかった人」として見る傾向があります。特に以下の2つのパターンは、採用面接で厳しい評価を受けがちです。

パターンA:「受け身で他責」な離職理由

【企業が警戒するホンネ】

「上司が合わなかった」「会社が期待と違った」「仕事が面白くなかった」といった、会社や他人に責任を転嫁するような離職理由です。

  • ルトの視点: 採用担当者は、「環境が変われば、また同じ理由で辞めるのではないか?」と警戒します。私たちは、入社後の壁に直面した時、自分で乗り越える力があるかを見ています。

パターンB:「軸が曖昧で一貫性がない」転職

【企業が警戒するホンネ】

前職:「安定性重視」で選んだ。→ 新しい転職先:「ベンチャーで成長重視」で選んだ。

このように、前回と今回で軸が真逆になっている場合、「この人は、本当に自分のキャリアについて深く考えていないのでは?」と判断され、「判断力」を疑われます。


🎭 【ルトが目撃】同期の離職から学んだ「評価を変える意思決定」

私が入社した年に、同期で非常に優秀だったA君が、入社してわずか1年半で退職しました。人事部内でも一時的に衝撃が走りましたが、彼への評価は最終的にネガティブなものでは終わりませんでした。

A君の離職理由と人事の評価

  • A君の当初の志望動機: 「御社の安定した基盤で、大きなプロジェクトに携わりたい。」
  • 退職時の申告: 「安定性は魅力でしたが、私には『ゼロから企画を作り上げ、その結果を直接見たい』という、より強い起業家精神があることに気づきました。御社ではそのスピード感が得られないため、今後は小さな企画会社で挑戦します。」
  • 人事部の評価: 「彼は軸がブレたのではなく、『より強い自己理解』を得た。当社の提供できる環境と、彼のWILL(やりたいこと)が合わなかっただけで、次の会社で活躍する可能性は高い。」

【ルトのホンネ】

私たちは、「前回は間違えたけれど、今回は明確な理由と覚悟をもってこの道を選びました」という、論理的で前向きな「意思決定のプロセス」を見ているのです。


🚨 早期離職をポジティブに変える!面接での「リカバリー術」

早期離職の経験(または不安)がある学生は、面接でその事実を正直に話しつつ、以下の3つのポイントで「リカバリー」を図ってください。

①「反省」と「学び」を具体的に語る

離職理由を語る際は、必ず「失敗」で終わらせず、「学び」と「次の行動」に繋げましょう。

(例) 「前職は『安定』を重視しましたが、入社後、自分は『裁量権の大きさ』に最も価値を感じると痛感しました。この気づきが、今回御社の【若手に任せる文化】に強く惹かれた理由です。

②「企業研究の甘さ」を認める勇気

「前職を選んだ時に、企業の〇〇な点を研究しきれなかったのは、私の分析の甘さでした」と、自分の判断ミスを正直に認める姿勢は、誠実さとして評価されます。

③ 現職への「貢献の可能性」に繋げる

離職経験を、新しい会社への貢献に繋げましょう。

(例) 「早期に退職した経験から、新しい環境に飛び込む際の不安やミスマッチの辛さを誰よりも理解しています。入社後は、その経験を活かし、新入社員のオンボーディングやフォローアップに貢献したいです。」


✅ まとめ:「辞めた理由」であなたの価値は決まらない

「入社3年で辞める」ことは、今の時代、キャリアの「失敗」ではなく、「価値観の再設定」と捉えられ始めています。

大切なのは、「辞めた会社が悪い」という思考ではなく、「その経験を通じて、あなたは次にどういう人間になりたいのか?」という、未来に向けたあなたの意志です。

企業が評価するポイント学生が準備すべきこと
成長・自己理解辞めることで得られた「新しい価値観」を明確にする。
再現性・一貫性今回の志望動機が、前回の反省点から論理的に導き出されていることを示す。
貢献意欲早期離職の経験を、新しい職場での具体的な貢献に繋げる。

あなたの「意思決定のプロセス」を正直かつ論理的に語ることで、企業は早期離職経験をマイナスではなく、「自己理解の深い、優秀な人材」として評価するでしょう。

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