データで見る「初任給バブル」の現在地

リクさん、2025年は『初任給30万円』っていうニュース、本当によく見ましたね。

まさに『初任給バブル』と言えますね。産労総合研究所の最新調査(※1)によると、2025年度に初任給を引き上げた企業は72.0%に達しているんだって。大卒の平均も24万円台に乗って、1990年代前半以来の高水準ですよ。
※1 引用:産労総合研究所「2025年度 決定初任給調査」 大卒初任給の平均は23万9,280円(対前年度比5.00%増)。引き上げ理由の約7割が「人材確保のため」と回答しています。
上げざるを得ない企業の「焦り」

でも、これって企業の業績が良いから上げてるってことですか?それとも……?

そこがポイントだね。帝国データバンクのアンケート(※2)を見ると、引き上げ理由のトップは圧倒的に『労働力の定着・確保』。物価高への配慮もあるけど、正直に言えば『他社に負けないように、無理をしてでも上げている』という企業も少なくない印象です。
※2 参照:帝国データバンク「初任給に関する企業の動向アンケート(2025年度)」 多くの企業が「採用競争力の維持」を理由に挙げる一方で、中小企業からは「固定費の上昇は死活問題」という悲鳴に近い声も上がっています。
人気企業の「30万円」に隠されたチェックリスト

実際、伊藤忠商事(32.5万円)やソニー(30万円超)みたいな人気企業の数字(※3)を見ると、つい飛びつきたくなっちゃいますね。
※3 参照:日本人材ニュース「就職人気企業も30万円以上に引き上げ、高額化する初任給の理由」 記事によると、2026卒学生が選ぶ就職人気企業ランキング上位の企業でも大幅な引き上げが相次いでいます。

そこで少し冷静になってほしいなと私は思います。数字が大きければ大きいほど、募集要項の『備考欄』をしっかり見てほしいんです!特に以下の3点は必須ですよ。
① 固定残業代(みなし残業)の有無
「月給30万円(45時間分の残業代を含む)」というケース。入社1年目から月の残業時間が45時間かかるかもしれない?と疑った方がいいね。
これについては、以前、別のブログ記事でも紹介しました。
【固定残業代】初任給が高いのはいいことだけど…
② エリア限定職との格差
全国転勤や海外赴任ありの場合は高くても、エリア限定職だと数万円下がる企業も多いよ。自分の志望職種の金額を正しく把握しよう。
③ 昇給率とボーナスの実績
「入り口(初任給)」だけ高くして、その後の昇給が渋い企業もたまにあるんだよね。2年目以降の年収イメージをOB訪問などで聞いてみるのが一番です。
数字の奥にある「企業の期待」を読み解こう

なるほど……。初任給が高いのは嬉しいけど、その分『プロとしての成果』を初年度から求められる覚悟も必要なのかもしれませんね。

数字に惑わされず、その給料に見合う教育環境があるか、自分のキャリアに合うかを見極めるのが『賢い企業の選び方』だね。


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